Ubuntu server 18.04からWebDAV経由でownCloudにアクセスする
ownCloudに大量のファイルをアップロードする際、リモートサーバ からローカルに落としてからやるのは非常に効率が悪いです。そこでこの記事ではUbuntuサーバ18.04にownCloudをマウント〜ファイルのアップロードまでの手順を紹介します。
環境・必要パッケージ
手順
- davfs2のインストールとマウントポイントの作成
1 | sudo apt install davfs2 |
- davfs2の設定
1 | mkdir ~/.davfs2 |
- ownCloudのアカウント情報を
~/.davfs2/secrets
(davfs2の設定ファイル)に記入
1 | example.org/owncloud/remote.php/webdav <username> <password> |
example.orgは自分が使っているownCloudサーバのURLに置換する。
/etc/fstab
にownCloudのマウントの記入をする
1 | example.org/owncloud/remote.php/webdav /home/<username>/owncloud davfs user,rw,noauto 0 0 |
/etc/fstab
の各フィールドは以下になります。スペースかタブ区切りなので、そこら辺を注意してください。また、今回は自動マウントはして欲しくないのでnoautoで設定しています。
1 | <device> <mountpoint> <type> <options> <dump> <fsck> |
- ownCloudのマウント
1 | mount ~/owncloud |
これでownCloudがUbuntu server にマウントできます。これ以降はmount
と umount
をするだけで良いです。またファイルのアップロードをする際はrsync
を使うと差分のアップロードとかができるので良いです。
終わりに
ローカルPCで基本作業をしない人はこの設定をすると楽なのでおすすめです。
ハプニング
最初にownCloudのマウントポイントを、別でマウントしているディレクトリに設定した際にbootが失敗する事態になりました。僕のようにならないよう、事前にfstabの仕組みをしっかり理解した上で作業するようにしてください。。
参照
Ubuntu server 18.04からWebDAV経由でownCloudにアクセスする
https://sishida21.github.io/2020/02/15/access-owncloud-using-webdav-on-ubuntu18-04/